新宿区下落合のマンションの地下1階の立体駐車場で15日夕方、消火設備から二酸化炭素が放出され、天井の張り替えを行っていた作業員6人が閉じ込められた。1人は自力で現場から脱出したが、そのうち4人が死亡し、1人が意識不明の重体となっている。
東京消防庁によると、現場では通常の数百倍に当たる約20%の濃度の二酸化炭素が検出されたという。
警視庁などによりますと、15日午後5時すぎ、東京 新宿区下落合にあるマンションの地下駐車場で、消火設備の点検中に6人が閉じ込められたということです。
— NHKニュース (@nhk_news) April 15, 2021
警視庁や東京消防庁はほかにも取り残された人がいる可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。https://t.co/tld0aK41lE#nhk_video pic.twitter.com/PTlV7xOkRr
消化設備は、火災発生時に二酸化炭素を充満させて火を消す仕組みになっており、通常はボタンを押してアナウンスが流れた後に放出するようになっているという。
警視庁は、自力で脱出した男性が「天井にあった放出口の部分を取り外すなどしていた」と証言していることから、事故発生時、作業の過程で誤作動した可能性があるとみて調査している。