チェンは全てのジャンプが伸びやかでキレがある。SPではスピードが足りなかった4回転トゥループを今日は完璧な姿で見せてくれた。ロシア人コメンテーターらは、「自分の力に自信を感じているのがわかる」と絶賛し、チェンはすでに独自のスタイルを創り上げており、それは羽生、ブラウン(米国)のものとは異なると指摘している。
Chen-pion again!🥇American Nathan Chen wins at #WTT2021, holding off Hanyu Yuzuru in the men's free skate.
— Olympics (@Olympics) April 16, 2021
Mikhail Kolyada finished his comeback season with a third-place effort.@ISU_Figure https://t.co/Xp7V0szLN8
1位とは10点弱の差を開けられた2位の羽生結弦選手は、体調不良の世界選手権FSでの最初の4回転のミスを繰り返さず、最後まで安定して滑り切った。会場は終始、微動だにせず、息を飲んで見守った。
神の滑りと言われた羽生だが、ロシア人コメンテーターらは今季、世界選手権まで大会出場もなく、オーサー監督のいるカナダに渡れず孤独なトレーニングを強いられた羽生がようやく今、元の完璧な演技の水準に戻ろうとしているという感想をもらしている。
🔢 Nathan Chen scores 12 points for Team USA in the Men's Free Skating at the ISU World Team Trophy! Yuzuru Hanyu scores 11 points for Team Japan and Mikhail Kolyada scores 10 points for Team Russia!
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) April 16, 2021
Current team standings: https://t.co/ivYoj6JEVZ#WTTFigure #FigureSkating pic.twitter.com/KKa2DvxZWj
3位は180.72点を取ったロシアのミハイル・コリャダ。
4位は仏のケヴィン・エイモズ(169.13点)、5位にロシアのホープ、17歳の気鋭エフゲニー・セメネンコが166.33点で食らいついた。コリャダもセメネンコもトゥクタミシェワと同様、ペテルブルグのミーシン夫妻のチームで研鑽している。宇野昌磨は164.96点で6位。
男子FS終了の時点で国別の総合成績は1位ロシア91点、2位米国83点、3位が日本78点、4位、仏、5位イタリア、6位カナダの順。
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