栃木県の発表によると、16日に那須塩原市の2つの養豚場から豚の死亡数が増加したとの連絡があり、国の研究機関が調べたところ、豚の伝染病CSFに感染していることが確認された。
県は施設の消毒を行うとともに、自衛隊などの協力を得て、2つの養豚場とさらに同経営の別の施設も合わせ、17日夜から約3万7千頭の殺処分を開始した。
養豚場での豚熱の感染は2018年に国内で26年ぶりに確認されている。栃木県ではそれ以降で初めてであり、今回の豚の殺処分の規模は最大となる。
1月、和歌山県かつらぎ町の養豚場で豚熱が検出された。
関連ニュース