花粉を運ぶこの甲虫自体は、ケシキスイ科(多食亜目)と判明。現在この甲虫の代表的なものはオーストラリアに生息し、花の花粉や子房を食している。研究者が発見したような先史時代前の昆虫は、腹部の繊毛によって花粉を集めていた。
同誌によれば、今のところ研究者らは、この甲虫がどういった植物の受粉に役立っていたのか言及できないという。しかし、古生物学者らは、花粉の粒の形状から古代の双子葉植物であると予想し、花粉を媒介する昆虫と花は実際上同じ時期に存在していたと推察する。昆虫は花から花へと移動しながら花粉を食し、そのことが受粉を活性化させ、つまり、顕花植物の繁殖に役立っていた。
以前、通信社「スプートニク」が報じたように、かつてミャンマー産の琥珀で研究者が小さな恐竜の頭部を発見している。
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