NASA 小型ヘリ「インジェニュイティ」が火星で初飛行実験を実施

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Ingenuity - Sputnik 日本, 1920, 19.04.2021
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火星探査車「パーサヴィアランス」とともに火星に到着したドローン型ヘリコプター「インジェニュイティ」が19日、初の飛行実験を行った。NASAが発表している。

NASAは、「インジェニュイティが火星で初飛行を行ったことを確認した」とツイッターで発表した。

​この飛行実験でヘリは高度約3メートルまで自動で浮上し、約30秒間その場でホバリングした。その後時速1メートルの速さで降下し、火星表面に着陸した。このヘリの重さは約1.8キロ。

インジェニュイティの開発主任であるボブ・バララム氏は3月、「このヘリは非常に壊れやすい」と指摘していた。落下した場合、破損して故障の原因となる恐れがあるという。飛行テストが成功すれば、このヘリは火星表面の上を飛行した初の宇宙機となるといわれていた。


パーサヴィアランスのミッション

火星探査車「パーサヴィアランス」は2月18日、火星のジェゼロクレーター付近に着陸。今後数ヶ月間、探査車の全てのシステムと機器の検査が行われる予定。NASAの専門家は、この探査車が太古の昔に火星に存在した生命体の痕跡を検出できると期待している。

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