一連の攻撃を行った中国関連のハッカー集団「Tick」が、中国の人民解放軍の指示を受けていたとみられる。また、攻撃には日本国内にあるレンタルサーバーが使われた。システムエンジニアで中国共産党員の30代の男性が、5回にわたって偽名で契約した疑いが持たれている。警視庁は20日にも男性を書類送検するという。男性は既に出国した。
NHKによると、JAXAの広報担当者は「サイバー攻撃とみられる不正なアクセスを受けたのは事実だが、情報の漏えいなどの被害はなかった」とコメントした。
先に、日本国内で2020年に確認されたサイバー攻撃とみられる不審なインターネット接続は一日当たりおよそ6500件と、これまでで最も多くなったことが判明した。日本のゲームソフト大手カプコン社は2020年11月、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃により35万件のデータが漏洩する被害を受けた。