1月、スペインのマナコルにある施設の男性職員1人に新型コロナウイルス感染症の兆候が現れ始めた。同僚が自宅に帰るよう説得したが、この男は言うことを聞かなかった。男は夕方、新型コロナウイルス感染症を診断するためのPCR検査を受けたが、翌日、結果が出るのを待たずに再び出勤、さらにスポーツジムにも行ったという。同僚が帰宅するよう求めたが、男は再び言うことを聞かなかった。また男は40度の熱があり、咳をするときにはマスクを顎にずらして「みんなに感染させてやる」と言っていたという。警察が目撃者を引用して伝えた。
その日のうちに前日の検査結果が明らかになった。結果は陽性だった。
その後、男と同じ職場で働くすべての職員とジムの利用者、また彼らの家族の検査が行われ、3人の乳児を含む22人が新型コロナウイルスに感染していることがわかった。
捜査が開始され、男は健康に害を及ぼしたとして起訴された。
10月、イタリアでも同じような事件が起こった。予防措置を怠った男が126人を新型コロナウイルスに感染させた。
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