またグテーレス氏は、原発事故で被害を受けた人々の「苦しみが忘れ去られてはならない」と指摘した。
グレーテス氏はまた「国連は1986年以降、チェルノブイリ周辺地域の人々のニーズに応える支援を行ってきた」とし、「数千人という地元住民、コミュニティー指導者、医師らが健康上のリスクに関する訓練を受け、健康的なライフスタイルを促進している」と強調した。
最後にグレーテス氏は「チェルノブイリ災害は、各国政府が学者、市民社会その他と共通の利益に基づいて協働し、収束させることができた。このことは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに対応する今日の取り組みに、重要な教訓を残してくれている」と締めくくった。