モスクワ駐在のパスクワーレ・テラッチャーノ伊大使はロシア外務省に召喚され、ペルソナ・ノングラータ(国外追放)の通知を手渡された。イタリア大使館からは国防問題担当補佐官、海軍からの出向者が24時間以内にロシア連邦から出国しなければならない。
3月30日、イタリアの国家治安警察隊はローマのロシア大使館の職員であるロシア人将校とヴァリテル・ビオット伊海軍二等大尉のふたりを諜報行為を行ったとして逮捕した。ふたりは密会し、ビオット海軍二等大尉がロシア人に金銭と交換に機密資料を渡した現場で逮捕されている。ロシア人は外交官としての地位から逮捕は免れたが、ビオットは未決拘禁に置かれている。
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