マスク氏はインタビューで火星移住計画について「最初に大勢の人が死ぬのは明らかだ。そこに(火星に)到着するのは容易ではない」とし、「そうだ、これはすべての人のためではない。私たちは誰にも火星へ行くことを強要していない。すべてが自主性に基づいている」と述べた。またマスク氏によると、明らかに危険ではあるものの、参加希望者は募集人数よりも多いという。
マスク氏は「例えば、第三次世界大戦の勃発」など、存在への脅威は常に存在し、それを制御することは完全に不可能であることから、人類は様々な惑星に住む種となる必要があるとの考えを示した。
またマスク氏は、火星移住計画について「これは輝かしい冒険であり、たぐいまれな経験となるだろう」と述べ、「死ぬ可能性はある。非常に不便で、食べ物は、おそらく、あまり良いものではなく、その他も同じようなものとなるだろう。だが、もしあなたが困難で危険な、しかし輝かしい冒険にひきつけられるなら、火星はそれに最も適した場所だ」と語った。
スペースXは、火星飛行に向けて100人乗りの宇宙船スターシップを開発している。マスク氏は、2030年までにスターシップを火星に向けて打ち上げることは可能だとの見方を示している。