日本政府は今月13日、福島第1原発で増え続ける処理水の処分に関し、海洋放出の方針を正式決定した。日本政府は、処理水に含まれる放射性物質トリチウムを国の基準の40分の1未満になるように薄めてから放出するという。
NHKなどによると、これについて韓国の原子力学会は、仮に福島第1原発に貯蔵されているすべての処理水を現在の状態のまま1年間海に放出したとしても、韓国国民の被ばく量は無視できる水準であり、影響は微々たるものだとの見解を示した。
また学会は「韓国の大半のメディアが放射能の恐怖をあおる報道をしている」と指摘し、韓国政府に対して「政治的、感情的な対応を自制し科学的な事実に基づいて問題を解決する」よう求めたという。
一方、日本政府に対しては、一方的に放出を決めたとして遺憾の意を表明したとされる。
韓国では20日、日本政府が福島第1原発の処理水を海洋放出する方針を決めたことをめぐり、大学生30人以上がソウルの日本大使館の前で頭を丸刈りにして抗議した。