同紙によると、微生物学部の研究チームは緑膿菌(シュードモナス;Pseudomonas aeruginosa)の新株を作成。この菌はマイクロプラスチックをキャッチしてまとめ、水底に沈めることができる。これにより水底からマイクロプラスチックの粒子を拾い上げ、処理することが可能になる。
マイクロプラスチックは通常5ミリメートル未満のプラスチック粒子で、生活や活動の過程で環境に放出される。例えばマイクロプラスチックは食料品用の袋やボトルに含まれており、また車のタイヤが道路に擦れる際にも形成される。
毎年、排水や埋め立て地にはおよそ3億トンのプラスチックゴミが廃棄され、その大半は分解せず、そのままの形で数十年、あるいは数百年残る。現時点で万能なマイクロプラスチック除去方法は存在していない。