五輪2冠のプルシェンコ氏は5月1日、自身のインスタグラムを通じて、トルソワがプルシェンコ・アカデミーから去り、自分より前に師事していたトゥトベリーゼ・チームの練習場所である「サンボ70」に戻ったことを明らかにしていた。
「アレクサンドラ(トルソワ)は我々の元から去っていく。白馬にまたがり、世界選手権の銅メダルを首にかけ、銀行口座からはかなりの大金を、加えてパンデミックの後、取り戻した5つの4回転アクセルも携えて!この先、彼女がテレビ番組からの取材に懺悔の屈辱的な発言を出すはめにならないといいのだが。このケースは絶対にそれには相当しない。彼女はどこに戻ろうと、世界の女子シングル・フィギュアの最強選手のひとりとして、夥しい数の招待状にこたえ、試験期間も設けられずにそれに向かうのだから。」プルシェンコ氏はインスタグラムにこう書いている。
世界選手権2021の銅メダリスト、アレクサンドラ・トルソワは2020年5月、ロシア功労コーチ、エテリ・トゥトベリーゼ氏率いるチームの所属する「サンボ70」を離れ、プルシェンコ・アカデミーへと師事替えを行っていた。「サンボ70」のレナート・ライシェフ校長は4月1日の時点でリアノーボスチ通信からの取材にトルソワは数日中には同校に戻ると語っていた。一方でプルシェンコ氏の妻でプロデューサーのヤナ・ルダコフスカヤ氏はリアノーボスチ通信からの取材に、トルソワがアカデミーを出るという情報について、冗談好きかありもしないことを夢想する者らの煽動との見方を示していた。
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