パリのレピュブリック広場で行われたメーデーの抗議活動には労働組合や若者を中心とした組織の関係者が集まっていたほか、共産党や「黄色いベスト運動」を支持する市民の姿も見られた。
"Quand tout sera privé on sera privé de tout" : gigantesque banderole déployée place de la République 🤩 au départ de la manifestation parisienne du #1erMai pour la journée internationale des travailleur·ses ✊#1erMaiRevolte #1erMai2021 pic.twitter.com/LAGZoVFKb7
— Gilles Martinet (@GillesMartinet) May 1, 2021
抗議活動は当初、穏やかに行われていたが、参加者の一部が警官らに対して石や爆竹、花火を投げつけるなどした。これに警官隊は催涙ガスを使用して対応した。すると、過激派として知られる「ブラック・ブロック(Black block)」のメンバーらが銀行を襲撃し、窓ガラスを割るなどして、警官隊によって取り押さえられた。この事態を受けて抗議活動は一時、中断された。
VIDEO: The first clashes break out in the Saint-Ambroise district of Paris, barely an hour after the May Day parade set off from the Place de la République pic.twitter.com/Ong0Ktybbu
— AFP News Agency (@AFP) May 1, 2021
現地時間の18時に抗議活動は再開したが、再び衝突に発展した。当初、抗議活動の参加者らは左翼と右翼の間で衝突を繰り返していたが、次第に警官隊との衝突にもつながった。過激派の若者らを散会させるため、警官隊は放水車と催涙ガスを使用した。
フランス内務省によると、メーデーの抗議活動では34人が逮捕された。フランス労働総同盟によると、国内では15万人がメーデーに参加した。首都パリの参加者人数は2万5000人と報告されている。