バイデン大統領は6月に欧州を訪問する。その過程でプーチン大統領との会談はあるかとの質問に対し、バイデン大統領は「ええ、そうなることを期待しているし、楽しみにしている、それに向けて作業を進めている」と回答した。
露米首脳会談の開催についてブリンケン国務長は、英紙フィナンシャル・タイムズの取材に応じた中で、「両大統領が顔を突き合わせてダイレクトで話し合うことも有益に思う」とコメントしていた。
外交はまさに直接交流することにその本質がある。時にこれは問題を招くとか、弱さの表れだと考える人がいることに、私は外交官として驚きを禁じ得ない。しかし、誰かと交流するということは、皆さんの辞書から「ノー」という言葉を削除することではない。
このようにコメントし、ロシア政府と安定して予見可能な関係を望む姿勢を改めて示したほか、気候変動など、ロシアと協働できる分野は多く残されていると指摘した。
先にバイデン大統領は二国間関係を協議するため、欧州で首脳会談を実施することをロシア側に提案していた。これについてロシア大統領府側は、首脳会談の開催に向けて日程調整が進められていると発表していた。