先に、米東部ボルチモアにあるJ&Jの新型コロナウイルスワクチンを製造する工場で2つの新型コロナワクチンの成分を混合するミスが発生し、1500万回分のワクチンが使用できなくなったと報じられた。
政府筋によると、米食品医薬品局(FDA)は、ミスが発生したワクチンと同時に製造された別のワクチンにも、他のワクチンの成分が混ざった可能性を懸念している。FDAは、ボルチモア工場で製造されたJ&Jの約7000万回分のワクチンの使用について検討しているという。
NYTによると、EU、カナダ、南アフリカに到着したJ&Jの「疑わしい」ワクチンは合わせて600万~900万個。
先に、米国の薬事規制当局のFDAと米疾病予防管理センター(CDC)は、J&J製の新型コロナウイルスワクチンの使用一時停止勧告を解除した。FDAとCDCは、J&J製ワクチンの使用を再開すべきだと考え、ワクチンの安全性と有効性を確信していると発表した。