プレスサービスでは「ジェイク・サリバン氏は、エルサレムの状況、特にラマダン末期の神殿の丘での衝突について深刻な懸念を表明した」との発言に注目が寄せられた。さらに、サリバン氏は、がシェイク・ジャラ地区のパレスチナ人家族の立ち退きについても懸念を表明した。
また、声明には「サリバン氏はイスラエル政府に対し、エルサレムの日の祝事に際し平静を保つためにも適切な措置を講じるよう求めた。サリバン氏は、中東の平和と安定を維持するという米国政府のコミットメントを表明した」とある。
Israeli forces injured at least 90 Palestinians in occupied East Jerusalem.
— AJ+ (@ajplus) May 9, 2021
Tens of thousands of Palestinians had gone to pray at Al Aqsa Mosque on one of the holiest nights in Ramadan.
Earlier, police blocked buses of Palestinians from northern Israel from reaching Jerusalem. pic.twitter.com/xbpTlrDXsn
東エルサレムの緊張は4月中旬に高まり始め、5月7日、神殿の丘とシェイク・ジャラ地区の2か所でイスラエル国境警備隊とパレスチナ人の衝突が始まった。この地区では、イスラエルの裁判所の決定により、いくつかのパレスチナ人家族が立ち退きを命じられたため、抗議活動が1週間以上続いている。
パレスチナの通信社WAFAによると、7日夜と8日夜の衝突は、主にアル=アクサー・モスク付近で起こった。イスラエル治安部隊は、住民にゴム弾を発射し、フラッシュバンや催涙ガスを用いた。200人以上の警官がモスクの中庭を襲撃し、礼拝堂を覆い、信者にアルアクサを離れることを余儀なくさせた。その後、200人以上の警官がモスクの中庭を襲撃し、礼拝堂を封鎖。アル=アクサー・モスクで信者を追い払った。