先に、同社は公式HPで「コロニアル・パイプラインは5月7日、サイバー攻撃を受けました。予防的に一部システムをオフラインに変更しました。パイプラインに関わる全作業を一時停止させる脅威および一部情報システムに影響を与える脅威を最小限に抑えるためです」と報告した。
報道によると、コロニアル・パイプラインのサイバー攻撃はランサムウェアを用いて行われた。「DarkSide(ダークサイド)」と呼ばれるハッカー集団が、今回のサイバー攻撃の背後にいる可能性があるといわれている。
米運輸省は「この緊急事態は、サイバー攻撃によるコロニアル・パイプラインのシステム停止を受けたもので、南部テキサスや東部ニューヨークなど18の州・地域のガソリン、ディーゼル燃料、航空機燃料などの供給に適用する」と声明を発表した。
コロニアル・パイプラインは9日、主要なパイプラインはオフラインになっているものの、石油ターミナルと輸送拠点を結ぶ小規模なラインの一部を再稼働したと発表した。
ニューヨーク・タイムズ紙がインタビューしたアナリストによると、コロニアル・パイプラインのシステム復旧には数日かかる可能性があるという。
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