サキ報道官は「コロニアル・パイプライン」に加えられたサイバー攻撃がロシアから行われたものだと断言した。
FBIが攻撃はロシアから行われたと断定した以上、この国は責任を持って行動する必要がある。
一方、攻撃の詳細についてはまだ分析が続いているという。
米運輸省は10日、サイバー攻撃によるコロニアル・パイプラインのシステム停止を受け、南部テキサスや東部ニューヨークなど18の州に緊急事態を発出した。
FBIは11日、「コロニアル・パイプライン」が身代金を要求する集団「ダークサイド」のサイバー攻撃を受けたと断定した。米メディアはサイバー集団をロシアと関連付けているが、その証拠は提示していない。ジョー・バイデン米大統領はロシア政府が関与したという証拠はないとしつつ、サイバー攻撃の実行犯はロシア連邦内にいると発言していた。
一方、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシア政府がこの事件について米政府と対話の姿勢を取るかという質問に、「米国はサイバー犯罪対抗への協力を拒否している」と指摘した。