ミンクの埋葬地近くに暮らす住民らには不愉快な匂いがする可能性があると警告がされた。農業省のラスマス・プレン大臣は、感染症拡大の可能性から平穏を取り戻すため市民にこのことを我慢するよう促した。
ミンクの死体が掘り出され、焼却されることについては2020年12月に報じられた。当局はミンクにコロナウイルスの痕跡が残らなくなる時期をうかがっていた。
11月初旬、デンマーク当局は、国内で飼育されていたミンクから新型コロナウイルスの変異種が見つかったため、国内のすべての農場で飼育されているミンク1500~1700万匹をすべて殺処分すると発表した。
殺処分されたミンクは浅い穴に埋められたが、しばらくしてからミンクの死骸が分解で生じたガスに押し上げられて地上に現れる現象が起きた。
多くの住民や政治家は環境災害が差し迫っていると語り、マスコミはこの現象を「ゾンビミンク」と呼んだ。