モイセーエフ所長は、ロシア国営宇宙開発公社「ロスコスモス」が宇宙旅行者に提供するサービスの特徴について言及している。同氏によると、近い将来、1座席の価格は約4000万ドル(約43億7500万円)程度になる。これは安い価格ではないが、いつこのサービスを旅行者に提供できるかは不明だと語っている。メディアの報道によると、米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」の1座席の価格は2000万ドル(約21億8800万円)だが、フライトの合意を結ぶのにより多くの時間を要する。
これよりも前、12月にソユーズMS-20に搭乗する2人の民間宇宙飛行士は、日本人実業家の前澤友作氏と、サポートスタッフの平野陽三氏であることが報じられた。前澤氏が2席分の代金を払ったという。2人の宇宙旅行者が同時に搭乗するのは、これが初となる。
同宇宙船は、12月8日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる。両氏が国際宇宙ステーションに滞在する期間は12日間を予定している。
関連ニュース