「適度のアルコール」は本当に健康にいい? ロシアを代表する医大教授が解説

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適度のアルコールは単に身体に悪くはないというだけではなく、健康の上でいくらかメリットがあるという考えが存在する。しかし、これは本当にそうなのだろうか。医学博士でセチェノフ記念モスクワ第一医科大学精神医学科および麻酔学科のユーリー・シボラプ教授が米国の研究者の研究についてコメントした。

同教授は、「いいえ、アルコールは心血管のリスクを下げはしません。どんなアルコールでも適量なら健康に良いという科学的事実が存在しないことを証明した研究はありません」と指摘した。

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シボラプ教授は、アルコールの消費はたとえ少量でも人間の健康に害となる可能性があるが、しかし、その影響はおそらく明白ではないと述べた。

以前、アルコールが心疾患のリスクを低減させるという研究が発表された。米国の心臓病学の研究者は、少量のアルコールが脳と心臓の関係で肯定的な影響をもたらすことを明らかにした。

また、昨年末にさらに1つ米国の研究が発表され、その結果によれば、新型コロナのパンデミックという今日の状況から自己隔離を遵守する人々にアルコール中毒になるリスクが増大していることが判明した。

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