参加者らは次々とパレスチナ支援の発言を行っていた。参加者の多くは、「占領は犯罪」とシュプレヒコールを行い、パレスチナの解放を呼びかけていた。抗議活動では、パレスチナの旗に加え、BLM運動にちなみ、「パレスチナ人の命も大切だ」というプラカードも見かけられた。
抗議活動には、アラブ系以外の人々も多く参加していた。
Multiple protests on the streets of major cities around the world for Palestine. ✊🏻🇵🇸 A thread;#HearGaza#WeStandWithPalestine
— Mei 🇲🇾🇵🇸 (@m3ilina_) May 15, 2021
📍New York City pic.twitter.com/HwWtYWMaTg
抗議活動に参加していたタスミンという女性はリアノーボスチ通信の取材に対してこのように発言した。
我々はパレスチナの自由を要求する。爆弾が私たちの家に落とされている。そして世界中にこのことを知ってほしい。国際社会はイスラエルを罰するべきだ。イスラエルにボイコットを叩きつけるべきだ。
また、アフマドという男性は取材にこう答えた。
一体、いつまでどこの占領を耐え忍ばなくてはいけないのか。これに終止符を打つべきだ。我々がここに来たのは、多くの苦悩を強いられてきたパレスチナ国民の災難に注意を呼ぶためだ。
また、セムという青年は、このように発言した。
いま何よりも大事なのは流血を止めることです。抗議活動は世界中で行われています。この争いを食い止めるため、力になりたいです。
抗議活動は目立ったトラブルもなく実施された。
10日夜、イスラエルとガザ地区の境界線の状況が急激に悪化した。現地では、イスラエルの集落地に向けてほぼ継続的にロケット弾が発射されている。またイスラエルはガザ地区を攻撃し、ハマスとイスラム聖戦の軍事目標を破壊し、現場にいた高位の指揮官を含む複数の過激派を殺害した。
11日、騒乱がイスラエルの居住区40ヶ所で発生し、12日の夜には数十の都市で発生した抗議行動が警察との衝突に発展した。
13日にイスラエルは予備兵9000人の動員を発表した。