関係者の話によれば、ゲイツ氏は2006年にマイクロソフト社の女性社員のプレゼンテーションに出席。その後、その女性に電子メールを送り、夕食に誘ったという。その際、ゲイツ氏は「もしこの誘いが気に入らなければ、何もなかったかのように振る舞えばいい」と書き、女性はその助言に従った。
また、タイムズ紙は、ゲイツ氏が財団の女性に興味を持ったという出来事についても伝えている。その女性自身の話によれば、カクテルパーティでゲイツ氏が声をひそめて「会いたい。一緒にディナーを食べよう」と囁いたという。女性はその誘いに対し、笑って回答を避けたと語っている。
タイムズ紙は、ゲイツ氏は職場でもそれ以外の場所でも、女性へのアプローチが「不器用」であることで知られているとしている。また、複数の社員が、ゲイツ氏は女性に対し圧力をかけたり、脅すようなことはなかったと証言している。
先に、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ゲイツ氏が投資家のジェフリー・エプスタイン氏とコンタクトを始めたことがメリンダ氏の懸念の1つとなったと報じた。エプスタイン氏は未成年者の商業的性的搾取で訴えられた。同紙によれば、メディアがゲイツ氏とエプスタイン氏との会合について報じた際に、メリンダ氏は何度もコンサルと連絡をとったという。ゲイツ氏はこうしたコンタクトを後悔していると語った。
今月4日、ゲイツ氏は妻のメリンダ氏と離婚するとツイッターへの投稿で明らかにした。
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