Windowsの動向をテーマにしているブロガーのザック・ボウデン氏によると、2月以降、「Windows 10X」の開発やテストに関することは聞いていないという。これは、同社がこの新しいOSへの取り組みをやめたことを意味している可能性がある。また記者らも、以前まで利用可能だったWindows 10Xのベータ版が同社のサーバーから消えていることに気がついた。
サムス氏は、アプリのコンテナやユーザーインターフェースの更新などの10Xの新機能は、現行のWindows 10にも搭載される可能性がある。同氏は、10Xは「絶対にすぐには市場にはでてこない」と指摘している。
当初、この次世代OSは、ハイブリッドノートPC「Surface」のような、2つの画面を持つデバイスに向けて開発されていた。しかしマイクロソフトはその後、性能の低いコンピューター向けのOSを開発することを優先した。
Windows 10Xのリリースは春に予定されていたが、3月になって下半期に延期されたことが分かった。同社は以前、Windows 10Xを2020年夏にリリースする予定だった。