内閣府の発表によると、2020年度のGDPは、統計を開始した1955年以来の最大の下落となった。
2020年度、GDPの約60%を占める個人消費は6%近く減少した。輸出は世界的に需要が減少したことにより、前年比で12.3%減少した。
2020年第2四半期のGDPは、新型コロナウイルス感染拡大と緊急事態宣言の発令を背景に、前年比で29.3%減少し、過去最大の下落となっていた。
一方、第3四半期のGDPは、緊急事態宣言解除に伴う需要の増加により、前年比で22.7%増加した。10月から12月にかけてのGDPは前年比で12.7%増加した。だが、2021年の第1四半期には再び減少が見られた。
2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、米国のGDPは前年比3.5%、ユーロ圏では6.8 %減少した。一方、中国のGDPは2020年に2.3%増加した。
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