新校舎の建設作業員が、工事現場でこの巨大な蛾を見つけた。この蛾はその重さのせいで自力では飛ぶことができないという。工事関係者はこの驚くべき発見を写真に収めた後、蛾を近くの熱帯雨林の外れに運んだ。
今回発見された蛾は、ジャイアント・ウッド・モス(Endoxyla cinereus)であることが分かった。オーストラリア博物館によると、この蛾は世界で最も大きく、最も重い種であるという。メスは成長するとオスの約2倍の大きさになり、重さ30グラム、翼幅は25センチにもなる。この蛾の生息地は、オーストラリアとニュージーランドの森林。
この巨大な蛾は、その重さのせいで飛ぶことができず、最大のサイズに達するのにわずか数日しかかからない。成虫になったメスの蛾は交接の後に最大2万個の小さな卵を産み、すぐに死んでしまう。
スプートニクは以前、米国で発見されたピンクのマシュマロのような珍しい蛾について報じている。