UNWTOの調べでは、2020年、国際観光ツアーの数は74%も激減した。パンデミックで各国がとった制限策により国際観光ツアーの数は前年比で10億件も減り、これが観光セクターで働く1億人から1億2000万人の雇用を危機に晒した。
ポロリカシヴィリ事務局長はこれについて次のように語っている。
「観光史上最悪の危機です。昨年4-5月の国際観光では観光客の入国は完全ないしは部分的に制限されました。このため旅行需要は前代未聞の激減となりました。」
ポロリカシヴィリ事務局長は、パンデミックは、特に新菌株が発見されたことにより、2021年も引き続き観光業界に「破壊的な影響」を及ぼし続けているものの、それでも今年の観光客数は前年に比べれば22%から25%は伸びるはずとの見通しを表した。
ポロリカシヴィリ事務局長は、専門家チームの評価ではコロナウイルスが観光セクターに講じた影響はまだ長引き、2019年のレベルにもどるには2年半から4年はかかるとされていると語っている。
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