同学会の無脊椎動物および魚類部門の上級キュレーターのポール・ピアス‐ケリー氏は、「
サンゴは非常に厳しい環境で生き延びることができます。海洋で何かが変わった時、こうした生物がまず反応しますが、今、私たちはそのことを注視しています。
岩礁が死滅しつつあり、つまり、地球がおかしくなっているのです」と解説した。
また、現在の研究者らのもう一つの課題は、人工的にサンゴの再生を加速させることにある。一般的には、岩礁を造る微小なサンゴのポリープは、産卵期が年に1回しかない。
専門家らは、もし現在、温室効果ガスの放出を低減する措置を取らないなら、人類は2050年までに岩礁の90%を失うおそれがあると警告する。