被害に遭った82歳の患者は複数の病気によって、左足の切断を余儀なくされた。5月17日の手術では誤って健康な方の右足が切断されてしまった。この医療ミスが発覚したのは3日後の包帯替えの際で、患者は容態が思わしくないためにそれまで自分に何が起きたのかわかっていなかった。手術前に医者らは患者に右足を切断すると告げ、確認をとったものの、患者から明確な確認は得られなかった。
フライシュタット病院は「悲劇的なミス」は人間のファクターと「不幸が重なった状況」から起きたと説明し、「我々は大きな震撼を味わっている状態だ」と説明している。病院は現在、院内で検証を行っており、クオリティ基準を見直すことを約束している。ノルベルト・フリッチ病院長は記者会見で公式的に謝罪している。
男性患者には本来予定されていた左足の切断手術が行われる。男性には精神的なサポートが施されている。
ロシアでも2018年に同様の医療ミスが発生しており、女性高齢者の患者が誤って問題のない足を切断されている。
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