フランス当局は、ゴーン被告が会長を務めていた仏ルノーの資金を流用した疑いなどについて2019年から捜査している。
WSJによると、ゴーン被告はインタビューで、フランス当局による任意での聴取に向けて準備を進めており、弁護士らと数時間におよぶ協議を行ったことを明らかにし、「このことを楽しみにしてきた」とし、「もっと早く来てほしかったぐらいだ」と述べた。
フランス当局の捜査対象となったのは、ベルサイユ宮殿で行われたゴーン被告のための2つのパーティー。1つ目は、ルノーと日産の提携15周年を祝うものとして2014年のゴーン被告の60歳の誕生日に開かれたパーティー。2つ目は、2016年にベルサイユ宮殿の大トリアノン宮殿で行われたゴーン被告とキャロル夫人の結婚パーティー。
フランス当局は捜査の過程で、ゴーン被告とキャロル夫人の総額数百万ドルに相当する資産を差し押さえた。