NHKの報道によると、愛媛県今治市の来島(くるしま)海峡付近で日本時間27日11時55分ごろ、兵庫県神戸市の「プリンス海運」が運航する貨物船「白虎」(約1万1000トン)とマーシャル諸島船籍のケミカル船「ウルサン・パイオニア」(約2700トン)が衝突したと通報があった。
これにより貨物船「白虎」は転覆し、衝突から約2時間40分後に沈没した。
今治海上保安部によると、乗組員12人のうち9人は既に救出され市内の病院へ搬送されたが、残りの3人の行方が分かっていないという。
27日夜遅く、愛媛県沖の瀬戸内海で日本の貨物船と外国船籍の船が衝突しました。日本の貨物船は転覆し、乗っていた12人のうち9人は救助されましたが、3人の行方がわかっておらず、海上保安部が行方を捜しています。https://t.co/uIJ1WWexur#nhk_video pic.twitter.com/UUSvJn4geq
— NHKニュース (@nhk_news) May 27, 2021
なおケミカル船「ウルサン・パイオニア」は沈没しておらず、乗組員13人に怪我はなかった。
現場では、28日午前中から海上保安庁の特殊救難隊が沈没した船への潜水を開始したほか、海上保安部が巡視艇を派遣するなどして3人の捜索活動を行っている。
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