学者らによると、このような肺障害は、一般的なコンピュータ断層撮影(CTスキャン)やその他の診断方法では検出されないため、患者には通常、肺は正常だと伝えられるという。
学者らは研究で、超偏極キセノン磁気共鳴画像法(HP Xe MRI)を使用した。学者らは、HP Xe MRIのおかげで、新型コロナウイルスに感染し、退院してから3カ月、さらには9カ月後の複数の患者の肺の異常を特定することができた。
学者らは、他の臨床指標は正常を示していたと指摘している。通常のスキャンではわからない異常は、肺のすべての領域で血液の酸素化を妨げるという。
このような患者が、新型コロナウイルス感染症から完全に回復するまでにどれくらいの時間がかかるかは、今のところわかっていない。