研究者らは、ファイザー社のワクチンの効果は男性で96.4%だが、女性は93.7%であることを明らかにした。一方、モデルナ社製では男性95.4%、女性93.1%という結果だった。ジョンソン・アンド・ジョンソン社の製薬接種においても効果に差が見られ、ワクチン接種は男性が重症化するリスクを68.8%に引き下げ、この場合、女性は63.4%だった。
ジョンズ・ホプキンス大学女性の健康・性別・ジェンダー研究センターのサブラ・クレイン共同議長は、研究結果にいくらか混乱させられたと語った。
解説として同氏は、現在、新型コロナウイルスは男性よりも女性の方が多く予防接種を受けているからだと予想した。また、女性は、感染症状が見られた場合、コロナウイルスの検査をより受けようとする。さらに原因にはおそらく年齢も関係している。
クレイン氏によれば、これは部分的にワクチン効果の低下を示している可能性があるという。しかし、同氏は、追加的な研究をせずに、なぜワクチン効果にこうした差が生じるのか具体的な原因を指摘することは難しいと強調した。