専門家らは、ビタミンDレベルと新型コロナウイルスの感染力および症状の重症化に関して因果関係の評価を行なった。血中のビタミンDレベルは遺伝的変異(多型性)に関連しており、そのため、もしビタミンDが実際にコロナウイルスの発症に影響しているなら、多型性の存在もまた感染リスクと重症化の促進に影響を与えることになる。
5か国の生物学者が実施した大規模な遺伝子研究によると、#ビタミンD 濃度と #コロナウイルス に対する感受性や入院、また重症度との間には関連性が認められないことが明らかになった。結果は学術雑誌「PLOS Medicine」に掲載された。 pic.twitter.com/1k8EAz8Usu
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) June 2, 2021
研究者らは、遺伝子と新型コロナウイルスの感染力の関連性について44万3734人を対象に研究を行なった。
その結果、専門家らは、サプリメントによりビタミンDレベルを高めても新型コロナウイルスに関わる症状を改善することがないという結論に達した。このことは、ビタミンDはコロナウイルスの感染力や重症化に影響を与える年齢や慢性疾患の存在といった間接的要因に関連していることを証明した。
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