ウクライナ東部の紛争で犠牲になった児童らの追悼式が開催

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ウクライナ東部のドネツクでは、政府軍との間で紛争が勃発して以来、犠牲になった児童、91人の追悼式が行われ、数百個の風船が空へと放たれた。リアノーボスチ通信の特派員が現場から伝えた。

未承認国家「ドネツク人民共和国」のオンブズマンによると、ウクライナ南東部のドンバス地域では政府軍との紛争開始以来、91人の児童が犠牲になった。 

ドネツク市の住人らは、市街地のシチェルバコフ記念文化休息公園に集まり、式典に参加した。

この日は朝から雨が降り続いたことから、例年よりも人影は少なかった。また、今年はランタンの代わりに風船が空に放たれた。 

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​「ドネツク人民共和国」の指導者、デニス・プシリン氏は式典の中で次のように呼びかけた。 

これは毎年行っている恒例の行事であり、ドンバスで戦争が始まってから7年目となる。7年間、子供達は死と隣り合わせだ……この戦争を終わらせるため、私たちは自分にできることをやろう。私たちが見ている前で子供達は成長し、7歳となった子供らは学校に通っている。彼らは平和な生活というものを知らない。その代わりに、砲撃を受けた際に取るべき行動は何か、そんなことを知っている。

ウクライナ政府は2014年4月、独立を宣言した未承認国家「ドネツク人民共和国」、および「ルガンスク人民共和国」との間で戦闘行為を開始した。

国連の最新情報によると、ウクライナでは紛争開始以来、1万3000人近くが犠牲になった。ドンバス地域における紛争調停に関する問題は2014年9月以降、進められているが、紛争当事者らが停戦合意に署名した後も、戦闘行為は継続している。

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