2021年6月の世界銀行の報告「世界経済の見通し」では、経済成長は5.6%と予想される。
2021年にもっとも良い結果を示すのは中国で、予想では同国経済は8.5%の成長となる。これに続くのはインドの8.3%、そして米国の6.8%、アルゼンチン6.4%、トルコとメキシコの5%だった。
世界銀行によれば、米国経済の6.8%の成長は大規模な財政支援措置とパンデミックに関わる規制緩和が原因となる。中国の8.5%という目覚しい回復は、滞っていた需要が満たされることを反映している。
世界銀行は、多くの新興市場国と発展途上国では新型コロナのパンデミックとその余波への対応が求められることから、引き続き困難な状況が続いている予想する。同銀行は、おそらくこうした国々の3分の2は2022年までに国民1人あたりの所得減少を回復できないと予想する。