ヤンジュン氏によると、これまでの研究作業は主に731部隊の許すべからざる犯罪などがテーマとなっており、研究者たちは時折、部隊そのものに直接関係するその他の基本的な歴史的事実を無視した。
ヤンジュン氏は、731部隊の構成に関する情報の大部分が初めて開示されたと指摘し、これは日本の軍国主義者たちが中国で細菌兵器を使用した重要な証拠だとしている。
ハルビンに本部を置いた731部隊は、1932年に創設された。専門家らによると、同部隊が行った細菌実験の犠牲者は3000人以上に上る。中国人、旧ソ連人、モンゴル人、韓国人などが犠牲になった。
中国では昨年、第2次世界大戦中に細菌兵器の研究を行っていた旧日本軍の「岡9420 部隊」の名簿が公開された。