ラニーニャ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけ、海面水温が平年より低い状態が続く現象で、数年おきに発生する。ラニーニャ現象が発生すると、世界各地で高温や低温、記録的な大雨など異常気象の要因となり得ると考えられている。
気象庁によると、ことし5月はペルー沖監視領域で海面水温の低下傾向がおさまり、ラニーニャ現象発生時にみられる特徴が不明瞭になっているといることから、「終息したとみられる」と発表した。
また、今年は秋にかけて「ラニーニャ現象」とその逆の現象である「エルニーニョ現象」のいずれも発生せず、平常の状態である可能性が高いとしている。
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