ビットコインは、中米エルサルバドルで9日にビットコインが法定通貨として認められたのを受けて上昇した。エルサルバドルの立法議会は、ビットコインを法定通貨とする法案を可決した。同国のブケレ大統領は、ビットコインを巡り、国営電力会社LaGeoのトップに対し、火山のエネルギーを使ってマイニング(採掘)を開始するよう指示した。
同日、1570億ドルの資産を運用するビクトリー・キャピタルは、仮想通貨市場に参入する計画を発表した。同社は、仮想通貨インデックス「Nasdaq Crypto Index(NCI)」に含まれる仮想通貨に投資するファンドを設立する。
また、人気のある米国の証券会社インタラクティブ・ブローカーズのトーマス・ピタフィ会長は、夏の終わりまでに仮想通貨取引へのアクセスをクライアントに提供すると発表した。現在、同社の電子プラットフォームでは先物取引が取り扱われている。
一方、ネガティブなニュースもあった。中国西部の青海省当局は、仮想通貨のマイニングを禁止すると発表した。中国北西部の新疆ウイグル自治区当局も、直ちにマイニングを停止するよう命じた。