フォン・デア・ライエン委員長は、2021年初頭から今までにEU圏ではおよそ7億回分のワクチンが生産され、そのうち半分にあたる3億5000回分が90か国に輸出されたと語っている。
EU圏での大規模接種は2020年12月から開始された。フォン・デア・ライエン委員長は圏内の接種は相互に協調して実施せねばならず、コロナウイルスに打ち勝つためには欧州全人口の70%の接種が完了していなければならないと力説した。
「欧州の市民のひとりひとりが接種することができるようにと、総数としては十分な量以上のワクチンを買い上げている。これで隣国、全世界のパートナーらに支援を行うことができる」
同日の報道では、ジョー・バイデン米政権が、米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン5億回分を購入し、他の国々に寄付することが明らかにされている。