報道によると、多くの州ではJ&Jワクチンの供給が間に合わなかったという。その結果、消費期限が6月末に迫るワクチンを多数抱えている。フィラデルフィア州だけで4万2000回分のワクチンが6月に消費期限を迎える。
ワクチン開発に詳しい消息筋によると、米国では4月、J&Jワクチンの接種後に6人の患者から血栓症が確認され、そのうち1人が死亡した。この事態を受け、同ワクチンの使用が一時的に停止されたことから、各自治体ではJ&Jワクチンの在庫を多く抱えることになったという。
米疾病予防管理センター(CDC)によると、米国ではJ&Jが供給した2140万回分のうち、半分以上がすでに消費されている。報道によると、モデルナ社、およびファイザー社のワクチン消費率は83%だという。
関連ニュース