14日、米メディアが中国広東省の台山原子力発電所で放射性物質漏れが起き、周辺で放射線量が高まっていると報じた。この原発を建設・運転に協力しているのは、フランスの原子炉メーカー「フラマトム」。
この事態について、加藤官房長官は16日の記者会見で、「外交ルートを通じて中国当局に対し高い関心を表明するとともに、透明性を持って情報提供を行うよう要請した」と述べた。
さらに加藤氏は、日本国内に設置している放射線監視装置には引き続き変化はないと明らかにした。
フランス電力会社(EDF)は15日、台山原子力発電所における希ガス放出について、放出量は基準値を超えておらず、緊急事態ではないと発表している。