イスラエス紙「マアリヴ」によると、同国の精神病院で大麻を治療に使用した結果、「心身ともに病気」の患者が急激に増えたという。3年前にこのような患者はわずか98人だったとすると、現在はほぼ900人まで増加した。
「The Observatorial」によると、イスラエルはあらゆる疾患に対し、大麻を使用した治療に毎年最大5億シェケル(約169億6千万円)を投じている。
同紙は、2020年12月に国連麻薬委員会がWHO(世界保健機関)の提言に基づき大麻を強い依存症のある危険薬物リストから除外したことを指摘。一方で大麻は現在も非医療目的での使用禁止薬物とされており、これは驚くことではないと同紙も指摘している。例えばウルグアイ、カナダ、米コロラド州の統計では、大麻を合法化して以来、大麻使用者の最大10%が薬物中毒になっている。このような状況にもかかわらず、世界における大麻使用の合法化は続いていると同紙は指摘する。
スプートニク通信ではこれより前、米ヴァージニア州で大麻合法化により、訓練された警察犬13匹が職を失ったことを取り上げた。