サリバン氏は、FOXニュースのインタビューで次のように述べた。
我々は世界の国々を集め、中国に政治的および外交的圧力をかける準備をしている。中国には最終的に厳しい選択を提示する。コロナウイルス起源の解明で調査員が現実的な作業を行えるよう責任ある行動を取るのか、国際社会からの孤立に直面するのかといった選択肢である。
ジョー・バイデン大統領は5月末、米国諜報機関に対し、新型コロナウイルスの起源について「最終的な結論に我われを接近させる力となる情報の収集と分析に2倍の労力を注ぎ」、90日間で結果を報告するように要請したと強調した。
一方、中国側は、米国が追加調査を実施する方針について反発している。
3月、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの起源解明を目的に行なわれた中国武漢市の訪問に関する国際専門家グループの報告書の完全版を発表した。同報告書では、新型コロナウイルスが研究所から流出したとするのは「極めて信じ難いケース」と強調した。
これに対し、米国および他の13ヶ国は共同声明を発表し、新型コロナウイルス発生に関する世界保健機関(WHO)の専門家の報告に「共通の懸念」を表明した。
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