中国と米国の専門家らは、2015年に甘粛省(かんしゅくしょう)で象6頭分の重さのサイの化石を発見した。新種のサイ「パラケラテリウム・リンシャエンセ」は、重さは24トンに達し、身長は7メートル、体長は約8メートルとされる。専門家らによれば、外見的にはこのサイは体毛が生えた巨大なバクを想起させるという。
また研究者らは、この種はパキスタンに生息していた巨大サイに関連していると指摘した。このことは、同サイがチベット地域を越えてやってきたこと、そしてそこから巨大サイの別の化石がすでに発見されているインド・パキスタンの亜大陸までやってきたのだと推測することを可能にする。
専門家らは、この発見が、世界で最大の広さそして最高地であるチベット高原が如何に形成されたかを明らかにするのに役立つと確信する。
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