中国で巨大サイの化石を発見 その重さは象6頭分に相当

© REUTERS / Chen Yu/Institute of Vertebrate Paleontology and Paleoanthropologyパラケラテリウム・リンシャエンセ
パラケラテリウム・リンシャエンセ - Sputnik 日本, 1920, 21.06.2021
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中国の古生物学者らが、陸上哺乳類としては最大規模となる巨大なサイの化石を発見した。このサイは2600年前に地上に生息していたと考えられる。雑誌『Communications Biology』に研究結果が発表された。 研究者らは、通常、化石は粉々に壊れているが、しかし、今回、頭蓋骨がきれいな姿で発見されたと強調した。

中国と米国の専門家らは、2015年に甘粛省(かんしゅくしょう)で象6頭分の重さのサイの化石を発見した。新種のサイ「パラケラテリウム・リンシャエンセ」は、重さは24トンに達し、身長は7メートル、体長は約8メートルとされる。専門家らによれば、外見的にはこのサイは体毛が生えた巨大なバクを想起させるという。

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また研究者らは、この種はパキスタンに生息していた巨大サイに関連していると指摘した。このことは、同サイがチベット地域を越えてやってきたこと、そしてそこから巨大サイの別の化石がすでに発見されているインド・パキスタンの亜大陸までやってきたのだと推測することを可能にする。

専門家らは、この発見が、世界で最大の広さそして最高地であるチベット高原が如何に形成されたかを明らかにするのに役立つと確信する。

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