メルケル氏は、欧州連合はロシアの政策に共同で対応するためのメカニズムを構築する必要があると指摘し、米国のバイデン大統領だけでなく、欧州もロシアとのコンタクトを確立する必要があると強調した。
メルケル氏は、EUはその地理的な位置により、東方パートナーシップの国々(ウクライナ、ベラルーシ、西バルカン)で起こっていることに責任があると指摘した。
メルケル氏は、露米間の首脳レベルでの対話再開を歓迎したが、これだけでは不十分だと強調し、「EUも対話のためのフォーマットを形成しなければならず、他の方法で紛争を解決することはできない」と説明した。
メルケル氏は6月23日、同月24〜25日にブリュッセルで開催されるEUサミットにプーチン大統領を招待するよう呼びかけた。フランスのマクロン大統領がドイツ側の提案を支持し、ドイツとフランスは、相互利益がある問題について、EUがロシアと協力する用意を整えることに期待を表明した。