学者らがデータを調べた結果、東アジア(現在の中国、日本、モンゴル、北朝鮮、韓国、台湾)の古代の住民の遺伝子セットから、コロナウイルスが流行した証拠が見つかったという。
学者チームは、人類が古代にコロナウイルスの流行にどのように適応したかを理解するため、世界中の26の集団の現代人2500人以上のゲノムを調べた。
学者チームは、血管作動性腸管ペプチド(VIP)の役割を明らかにすることに成功した。VIPは多くの臓器に存在し、体内に侵入するウイルスと相互作用するタンパク質。
カレントバイオロジーは「数百万年にわたる人類の進化の中で、自然淘汰により、VIPをコードする複数の遺伝子変異体が選択された。これは他のクラスの遺伝子の3倍の速さで起こっている」と伝えている。
学者チームは、VIPをコードする42の異なる遺伝子から適応の兆候を見つけ出し、これらの遺伝子が主にコロナウイルスに感染した場合に最もダメージを受ける臓器である肺で活性化することを発見し、コロナウイルスのパンデミックの元凶であるウイルスと直接相互作用することを明らかにした。
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