同局によると、ロシアがクリミアを航行中の英国の駆逐艦に警告射撃を行う前日の22日、英南東部ケント州のバス停付近で、電子メールを印刷したものやパソコンで作成したプレゼンテーションなどの書類が入ったファイルが偶然発見された。
見つかった文書によると、英国はウクライナ政府への支援を示すために、クリミア沿岸付近に自国の駆逐艦を航行させることを決めたという。
英国は、クリミアの沿岸近くで駆逐艦を通過させることを決定していた。これは、 #英国 がウクライナ政府への支持を示し、英国政府が #ロシア ではなくウクライナのものとみなす水域を使用することを恐れていないことを示したいため。BBCが報じている。 pic.twitter.com/kZheSDrAOM
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) June 27, 2021
BBCが引用したプレゼンテーションのスライドでは、ウクライナのオデッサからグルジア(ジョージア)のバトゥミへの駆逐艦の航路について、2つのルート案が検討されていた。
1つ目のルート案は、クリミア沿岸付近の「交通パターン」に基づいた「安全でプロフェッショナルな」もの、2つ目の案は、駆逐艦がクリミアから離れて航行することを想定したものだった。もし2つ目のルート案を選んでいれば、対立を避けることが可能だっただろう。最終的に英国は、1つ目の案を選択した。