「我々は急速に拡大する『デルタ株』など他の変異体が憂慮すべきものであることを知っている。EUの承認した4種のワクチンはデルタをはじめとして欧州で流行しているもの(編集部:変異体)に抵抗力があることがわかった」カワレリ課長はブリーフィングでこう述べた。
先に、ロシアでは近日中にデルタ株に有効性を発揮する「ブースター」ワクチンの接種が行われることが発表されている。
5月の時点では、インド型変異株に対するスプートニクⅤの効果性が調査されていることが明らかになっていた。同時にインドではロシア製のコロナ・ワクチンの接種が開始されている。ロシア製のコロナ・ワクチンのエピワクコロナを開発した「ベクター」研究所のリナート・マクシュトフ所長は、南ア型、インド型変異株に対して発揮する同ワクチンの効果性について、水準は多少劣るものの、それでも効果はあると語っている。
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